昨日、「ITコーディネータ制度 25周年記念誌(ITC25年誌)」が、ITコーディネータ協会より発行されました。書籍版も発売されていますが、PDFは無料ダウンロード可能になっています。
早速、PDFをダウンロードして拝読したのですが、ITコーディネータ制度の誕生からいままでを振り替える充実した内容でした。制度誕生については、ITコーディネータ資格を取ろうと思ったときにいろいろ調べてみて、大体のことは知っていたのですが、このように実際に関わった方からのお話(座談会の様子も収録されています)を読むと、当時の状況やITC制度への期待の高さが分かり、非常に興味深いものでした。
私がITCになってからはちょうど10年ほどなのですが、その間に様々な先輩ITCと出会い、一緒にお仕事をさせていただくこともありました。そうした諸先輩もたくさん登場していて、それも大変楽しく拝見したところです。
制度誕生までの黎明期、試験・ケース研修改革の歴史と同時に、ITCのナレッジが企業経営にどのような影響を与えたか、経営者の支援について各機関との連携といった、ITC制度や25年の活動の意義を確認する内容が含まれていることも、この記念誌の意義だと思います。
また、ITコーディネータ協会は地方組織を持っていない分、日本全国の届出組織が地方での活動を担うコミュニティの重要性はITC制度の重要なポイントと思っています。その点についても、しっかり章を1つ立てていますね。
私も登場しています・・・
これまでのことを振り返るだけでなく、次の25年に向けた内容もしっかり入っています。というか、そこには私も登場しているのですけどね・・・。「デジタル化社会の未来像とITCの新たな役割」という座談会に、そのメンバーの1人として参加しています。この座談会の準備として、ITCとしての今後を考えて、こんな記事を書いたんですよね。
全国のITCの1人として、制度趣旨を踏まえ、新PGLにある中小企業のデジタル経営の実現に向けた様々な活動を、しっかり続けていきたいと思います。
大変貴重な25年誌の取りまとめを行われた皆さん、ありがとうございました。