IoTディレクターと自分総力戦

IoTディレクタ ーのエキサイティングなところは、全く違った種類の人たちと付き合いながらプロジェクトを進められることだ。ここで、あらゆる分野の 「人」というリソ ースを使い切るためには、「自分」というリソ ースを使い切る視点が大切になる。「自分総力戦」とは、一生懸命頑張ることとは意味が違う。一定の分野や仕事だけでなく、使っていない自分の才能や側面全てを使い切ることである。

ずっとKindle unlimitedで積ん読になっていた本に、サービスのためのIoTプロダクトの作り方という本がありました。北九州に向かう飛行機の中でついに完読したのですが、非常に良い本でした。

先に引用したのは、最後の章に書いてあったことで、著者のいうIoTディレクターという肩書きの人が、どのようなマインドで仕事に当たるべきかについてです。

私のビビンコという会社では、焼くっチャ君というIoTソリューションを作っていますが、代表取締役である私がIoTディレクターとして、成し遂げられるかが非常に重要なのだろう。そして、その自分総力戦ができるかどうかだろうと思いました。

自分総力戦という言葉は、私がフリーランスとして仕事を始めた時に何となく感じていたことで、それがIoTベンチャーをやっている今、再び現れたのは何か因縁めいたものを感じます。

次は、この本で紹介されていた「グリット」を読んでみようかと。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社VIVINKO 代表取締役/VIVINKOコンサルティング 代表
経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア

ITコーディネータとして、2016年からAIを業務に組み込む活動を続けている。2018年に株式会社VIVINKOを地元・北九州市で創業し、2020年に東京からUターン。生成AIを利活用するためのクラウドサービス「Gen2Go」を開発し、北九州発!新商品創出事業の認定を受ける。北九州市ロボット・DX推進センターでDXコーディネータとして中小企業支援に携わるほか、一般社団法人IT経営コンサルティング九州(ITC九州)の理事も務める。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。