大阪にちょっと用事があり、そのついでにEXPO 2025大阪・関西万博に行ってきました。
万博というと、記憶に新しいのは愛知であった愛・地球博なのですが、それは行かなかったので、今回が初めての万博です。(子どもの頃、やはり大阪であった「花の万博(花博)」には行った記憶があるのですが、あれは国際園芸家協会主催なので、いわゆる万博ではないのですね。
今回の万博会場である夢洲は、地下鉄・中央線の夢洲駅の前の東ゲートと、シャトルバス等専用の西ゲートがあります。東ゲートは混むという話を聞いていたので、私は南海なんば高速バスターミナルからのバスを予約(完全予約制)して、万博のチケットは11時の入場枠で予約しました。

入場はすぐにできました。空港と同じような荷物チェックはありますが、その程度です。
今回の万博は基本的スマホがないと何もできません。チケットの購入や入場枠の予約はネットで行い、チケットはスマホで表示するQRコード。また、場内での決済もすべて電子マネーでというのようです。

さらに、多くのパビリオンは事前予約制または当日予約制となっていて、原則として並ばない万博ということになっています。とはいえ、私が行ったのはゴールデンウィークの連休中ということもあり、やっぱり並んでいましたが・・・。
今回、あくまで「別の用事のついで」でやって来たということもあり、万博に行くのが決まったのが1週間前を切った後だったので、パビリオンの事前予約はできませんでした。(3日前から空き枠の予約ができるようになりますが、それもめぼしいものは埋まっていて取れなかった。)
入場後10分してからは、当日予約が可能になりますが、これもなかなか取れないものばかりで、結局今回は予約して入ったパビリオンはゼロ。
ただ、予約しなくても入れるパビリオンも一部あって、私は国際機関館、モザンビークパビリオン、大阪ヘルスケアパビリオンには入ることができました。(他に、ドイツパビリオンや、コモンズは予約なしで入れるようでした。ただ、列が凄く、諦めました・・・)
今回の万博のシンボルである大屋根リングは、やはり圧巻。これだけの木造建築を見ただけでも、来た甲斐はあったかなと。

せっかく来た万博なので、何かを感じて帰りたいところ。
モザンビークパビリオンでは、若者が多いモザンビークならではで教育に関する展示が多かったようです。その中でもAIについての研究や活用についてもモザンビークの若者が取り組んでいることが分かって、同じくAIに取り組む私としても刺激になりました。

2030アジェンダの赤字財政は、いくつかの国に共通する重要な問題です。ただしそれでも、社会の動的な性質は、例えば技術に関連するものなど、決して無規できない好ましい要因を生み出します。これらの要因は、根本的な考え方の変化につながる潜在的な可能性を秘めています。
すなわち、今こそ、新興技術の役割と関連性についてじっくり考え、「人工知能やロボティクスが多様な分野においてどの範囲(あるいはどの程度)まで教育と仕事を後押しするか」を問う絶好の機会なのです。なおのこと、農業生産や質の高い教育、技能開発、科学的、技術的文化、環境リテラシー、健康とウェルビーイング、文化的アイデンティティ資産の認識などは、技術革新を育む肥沃な分野であることが証明されており、若い人々の関与と果敢さには特に注目すべきものがあります。
従って、関連のある他の当事者を含めることで持続可能な開発のための解決策の生産基盤を拡大していけば、「誰一人取り残さない」という国連のスローガンを実現し、一般の国民を参加型のプロセスに取り込むことが可能になるはずです。
これが、モザンビークからのメッセージでした。
また、大阪ヘルスケアパビリオンでは、人工心臓の心筋シートが現物展示されていて、動く様子をしっかり見ることができました。

ということで、雨が降ってきたこともあり結局3時間足らずの滞在でしたが、ひとまずは万博というものを感じられたのは良かったかなと。できれば、しっかり準備をしてリベンジしたいところではあります。