IBM BlueHub インキュベーション・プログラムのメンターになりました

昨日、日本IBMさんの箱崎事業所に伺い、IBM BlueHub インキュベーション・プログラムのメンターに就任しました。

IBM BlueHubのインキュベーション・プログラムは、現在第3期でWatson APIをテーマに5社のインキュベーションが行われているとのことです。

既にプロジェクトは開発フェーズに入ってきていて、Watson APIの使い方などでいろいろな課題も出てきているとのこと。
もちろん、そうした課題には日本IBMさんもいろいろとサポートされているのですが、私にはまた違ったユーザー目線でのアドバイスをご期待いただいているようです。

本を出したとはいえ、私自身が担当しているWatson APIのプロジェクトも道半ば。Watsonを真にビジネスに活用し、成果を出していくためには長い付き合いが必要になると感じています。それは、それぞれのWatson APIの特徴や使いどころを知るということでもあり、一旦成果が出始めた後も機械学習を繰り返すことで、さらに精度を高めていくことがビジネス上の競争力にもつながるからです。いや、Watsonによる機械学習だけではなく、良い学習データを作るのは人間であり、人間も学んでいかないといけないし、それが出来る企業やプロジェクト内の組織作りも必要になるのではないかと感じています。

そうしたユーザー目線、現場目線での相談相手になれればと思います。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社VIVINKO 代表取締役
経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア

AI・IoTに強いITコーディネータとして活動していたところ、2017年に北九州市主催のビジネスコンテスト「北九州でIoT」に当時主催していたコミュニティで応募したアイディアが入選。2018年、株式会社ビビンコ(現VIVINKO)を北九州市に設立し、IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発を行う。2024年、生成AIを業務に組み込むためのサービス「Gen2Go」を開発し、北九州発!新商品創出事業の認定を受ける。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。