2025年12月8日、沖縄産業支援センターにて「支援機関クロス連携&AI実践ワークショップ」の講師を務めさせていただきました。今回は福岡から日帰りでの登壇となりましたが、沖縄県内の支援機関の皆様に、AI活用についていろいろとお伝えしつつ、グループワークなどでは楽しく議論することができました。
セミナーの内容
午後2時から5時までの3時間のセミナーでは、まず、支援現場におけるAI活用について実践的に学んでいただきました。
まず、生成AIの基礎とガバナンスについて解説。ChatGPTやClaude、Geminiといった主要なAIツールの特徴や、企業でAIを活用する際に欠かせないオプトアウト設定、AI事業者ガイドラインなど、安全にAIを活用するための知識をお伝えしました。
その後、Perplexityを使った事例情報の検索、NotebookLMでの資料整理、Gammaを使ったプレゼン資料作成など、支援業務の各フェーズでAIをどう活用できるかを具体的にデモンストレーション。特に、支援計画策定のプロセスにAIを組み込む方法については、多くの方に興味を持っていただけたようです。

グループワークで実践
セミナーの後半では、架空企業の相談事例をもとに、参加者の皆さんにグループワークに取り組んでいただきました。各チームがChatGPTやPerplexity、NotebookLMなどのAIツールを実際に使いながら、課題整理や事例調査、支援内容の検討を行い、最後に支援計画をプレゼンテーションしていただきました。
短い時間の中でしたが、各チームとも積極的にAIツールを活用し、それぞれの支援機関の特色を活かした提案をしていただけました。また、ワークを通じて自然に他機関の支援内容を知ることができ、今後の連携のきっかけにもなったのではないかと思います。
各支援機関の取り組み
セミナー後の交流会では、各支援機関のPR大会があり、様々な支援の取り組みを知ることができました。私自身は支援をする側ではあっても、支援策の仕様設計をする側ではないのですが、何かの折りに沖縄県ではこうであったと情報共有する場面もあると思うので、そこで活用していきたいと思います。

日帰りの慌ただしい訪問でしたが、お昼には沖縄そばとじゅーしーのセットをいただき、沖縄の味も堪能することができました。セミナー終了後には、主催者の方から「最新情報もあり、今回もとてもわかりやすい内容でした!次回は是非ゆっくりと沖縄にお越しください!」という嬉しいお言葉をいただきました。次は観光も楽しみたいですね。
ご参加いただいた皆様、そして企画・運営いただいた沖縄県産業振興公社の皆様、本当にありがとうございました!
