NPOの広報力を高める!生成AI活用講座に登壇しました

12月7日の日曜日に、黒崎のコムシティにある八幡西生涯学習総合センターで開催された「NPOの広報力を高める!生成AI活用講座」に登壇しました。弊社から徒歩2分という史上最も近い会場での実施となり、多くのの参加者の皆さんと充実した時間を過ごすことができました。

セミナーの内容

今回の講座は2部構成で実施しました。

午前中の「AIを知る入門編」では、生成AIの基礎知識と最新動向について解説しました。ChatGPTやGemini、Claudeといった主要なAIチャットサービスの特徴や、マルチモーダル化の進展、推論モデルやDeep Researchといった最新機能についてご紹介。NPO活動での具体的な活用イメージとして、専門的な活動内容を一般の方にわかりやすく説明する方法や、イベント告知文の作成事例などをお見せしました。

午後の「AIツールの実践術」では、実際にChatGPTを使った体験演習を実施。プロンプトエンジニアリングの基本から、役割の明確化、Chain of Thoughtといった実践的なテクニックまで、参加者の皆さんと一緒に手を動かしながら学びました。また、CanvaのAI機能を使った広報資料作りのデモンストレーションも行い、チラシやSNS投稿の作成がいかに効率化できるかを体験していただきました。

高い関心と活発な質疑応答

講座終了後、予想以上にたくさんのご質問をいただきました。「具体的にどのツールから始めればいいか」「情報漏洩のリスクへの対策は」「無料版と有料版の違いは」といった実践的な質問から、「NotebookLMの活用方法」「オプトアウトの設定方法」など、より専門的な内容まで幅広く質問が寄せられました。

NPO活動において、限られた人員と予算の中で広報活動を充実させたいというニーズの高さを改めて実感しました。生成AIは、そうした課題を解決する強力なツールとなり得ます。

おわりに

今回の講座を通じて、生成AIがNPOの皆さんの活動をサポートする可能性を感じていただけたのではないでしょうか。「個人で触ってみたけれど実務でどう使えばいいか分からない」という方々に、具体的な活用イメージを持っていただけたことが何よりの成果です。

また、北九州生成AI研究会の公開セミナーへにも、多くの方が興味を持っていただけたことも嬉しいことでした。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社VIVINKO 代表取締役/VIVINKOコンサルティング 代表
経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア

ITコーディネータとして、2016年からAIを業務に組み込む活動を続けている。2018年に株式会社VIVINKOを地元・北九州市で創業し、2020年に東京からUターン。生成AIを利活用するためのクラウドサービス「Gen2Go」を開発し、北九州発!新商品創出事業の認定を受ける。北九州市ロボット・DX推進センターでDXコーディネータとして中小企業支援に携わるほか、一般社団法人IT経営コンサルティング九州(ITC九州)の理事も務める。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。