Mac OS X Server+HomebrewでPHP開発環境を作る

ここ最近、Macの環境構築ばかりやっていたのですが、ようやくPHP開発環境まで出来てきました。
私のMacにはOS X Serverも入っているので、PHP開発環境をつくるにはちょっとレアな環境かもしれません。
作り方をまとめておこうと思います。

OS X Serverのポイント

OS X Server 01

Mac OS Xには標準でApacheとPHPが入っています。Moutain Lionだと、Apache 2.2.22、PHP5.3.15という構成です。
上図はOS X ServerでのWebサーバの設定画面ですが、「PHP Webアプリケーションを使用」をONにすると、PHPが使える状態になります。(OS X Serverを入れてなくても、設定ファイルを編集すれば使えます。OS X Serverがあると、さらにGUIも提供されるわけですね。)

とても気軽なわけですが、PHPで必要なライブラリがすべて入っているわけではないので、あとで追加したくなったときに問題になります。
出来れば、Homebrewが使いたくなりますね。そこで、標準のApacheとHomebrewのPHPの組み合わせで使うことにしました。

Homebrewのインストール

ruby -e "$(curl -fsSkL raw.github.com/mxcl/homebrew/go)"

簡単ですね。これでHomebrewがインストールできました。

brew doctor ←正常に動作するかを確認
brew update ←Homebrew自体のアップデート

Homebrewは標準では/usr/local配下にインストールするので、~/.bashrcを編集してPATHの順序で先頭にしておきます。

export PATH=/usr/local/bin:/usr/local/sbin:$PATH

PHP5.4のインストール

標準のPHPが5.3なので、今回は5.4をインストールすることにしました。

brew tap josegonzalez/php
brew install php54

これでPHP5.4のインストールは完了です。
次に標準のApacheからPHP5.4を使うように設定します。
OS X Serverを使った場合、Apacheの設定ファイルは、/Library/Server/Web/Config/apache2配下にあり、デフォルトではhttpd_server_app.confが読み込まれます。
otherディレクトリ配下にconfファイルを置けば自動的に読み込まれるようになっているので、/Library/Server/Web/Config/apache2/other/php54.confというファイルを作って、以下のように記述します。

LoadModule php5_module /usr/local/Cellar/php54/5.4.11/libexec/apache2/libphp5.so

phpinfo

これでphpinfoをやってみると、ちゃんとPHP5.4.11が動作していることがわかります。

MySQLのインストール

次はMySQLです。

brew install mysql

インストール完了後にメッセージが出るので、これはしっかり読んでおきましょう。
セットアップの方法が書いてありますので、そのまま実行します。

unset TMPDIR
mysql_install_db --verbose --user=`whoami` --basedir="$(brew --prefix mysql)" --datadir=/usr/local/var/mysql --tmpdir=/tmp

MySQLサーバを起動して、パスワード等を設定します。

mysql.server start
mysql_secure_installation
(以下対話型で設定が進む)

MySQLの設定ファイルであるmy.cnfは、/usr/local/var/mysql/my.cnfに置いておけば読み込まれます。

phpmyadminのインストール

OS X Server 03

OS X ServerのWebサイト>サーバWebサイトの設定で、サイトファイルの保存場所を/srvにしているので、/srvの配下にphpmyadminをチェックアウトします。
設定ファイルでは、$cfg[‘blowfish_secret’]の値を適当にセットしておきます。

cd /srv
svn checkout https://phpmyadmin.svn.sourceforge.net/svnroot/phpmyadmin/tags/STABLE/phpMyAdmin phpmyadmin
cp config.sample.inc.php config.inc.php ←設定ファイルの作成
brew install php54-mcrypt

OS X Server 04 phpmyadmin

phpmyadminが使えるようになりました。

MySQLの自動起動

Macの起動時にMySQLを起動するには、下記のようにします。

cd ~/Library/LaunchAgents/
ln -s /usr/local/opt/mysql/homebrew.mxcl.mysql.plist homebrew.mxcl.mysql.plist
launchctl load homebrew.mxcl.mysql.plist

ということで、ここまで出来れば、PHPの開発環境としてはOKでしょう。pearやpeclが使いたくなった場合も、/usr/local/bin配下にインストールされているので、安心です。

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この記事を書いた人

井上 研一

株式会社ビビンコ代表取締役、ITエンジニア/経済産業省推進資格ITコーディネータ。AI・IoTに強いITコーディネータとして活動。2018年、株式会社ビビンコを北九州市に創業。IoTソリューションの開発・導入や、画像認識モデルを活用したアプリの開発などを行っている。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。

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