電脳秘宝館を見に角川武蔵野ミュージアムに行ってきた

先週、埼玉・東所沢の角川武蔵野ミュージアムに、電脳秘宝館という展示を見に行ってきました。

我ながら、これを見るためにわざわざ東京……いや、正確には埼玉まで来るのか、と思わなくもないのですが、やはり実物を前にすると、その価値は十分にありました。写真や映像では伝わりきらない、あの時代の空気感のようなものがあります。

Macintoshはかわいい

Macintosh 128K

展示を見ながら、まず改めて感じたのは、Macintoshはやっぱり可愛いということです。独特の造形や存在感には、今見ても惹かれるものがあります。後ろにiMacが少し見えていたのも印象的でしたし、Apple I、IIc、III、LISA、さらにNeXTcubeまで並んでいるのを見ると、Appleという会社の歴史そのものを立体的に眺めているような気持ちになります。

LISA
NeXTcube

MS-DOSやWindowsなあの頃

一方で、私の目は自然と別のコーナーにも向かいます。Dynabookと一太郎、Windows 3.1とWindows 95の並び。このあたりを見ると、どうしても反応してしまいます。日本のパソコン文化や、仕事道具としてのコンピュータの進化がぎゅっと詰まっている感じがするのです。そして、その間に置かれていたアイワのモデムにも、時代を感じて思わず目が止まりました。

モデム、一太郎、花子

往年のマイコン、パソコン

もちろんTK-80もありました
SHARPのMZ-80B
PC-8001
PC-8801
PC-9801
MSX SONYのHitBit

僕とパソコン

こういうものを見ていると、単に「懐かしい」で終わらないのですよね。自分にとってパソコンは、昔からずっと特別な存在だったのだと改めて思います。新しい技術や便利なツールに惹かれるのはもちろんですが、こうした“古いパソコン”にも同じように心を動かされるのは、やはり根っこのところでパソコンそのものが好きなのだと思います。

子どもの頃からコンピュータに触れ、ソフトウェアやネットワーク、インターネット、Web、クラウド、そして今では生成AIへと関心の対象は広がってきました。でも、それらは全部つながっていて、根底にはずっと「コンピュータが好き」「パソコンが好き」という気持ちがあるのだと、今回あらためて感じました。

そして、ありがたいことに、その「好き」がそのまま仕事になっています。

いま私は、デジタル活用やAI導入、システムづくりや人材育成といった仕事をしていますが、振り返ってみると、その出発点にはいつもパソコンがありました。単なる業務ツールとしてではなく、知的生産を支え、世界を広げ、可能性を見せてくれる存在として、ずっと身近にあったのだと思います。

古いパソコンを見に行くという行動は、一見すると趣味の延長のように見えるかもしれません。けれど私にとっては、それ以上に、自分が何に惹かれてきたのか、何を好きでここまで来たのかを再確認する時間でもありました。

やっぱり、自分は本当にパソコンが好きなのだと思います。

そして、その好きなものを軸に仕事ができているのは、とても幸せなことだと感じています。

この記事を書いた人

井上 研一

株式会社VIVINKO 代表取締役/VIVINKOコンサルティング 代表
経済産業省推進資格ITコーディネータ/ITエンジニア

ITコーディネータとして、2016年からAIを業務に組み込む活動を続けている。2018年に株式会社VIVINKOを地元・北九州市で創業し、2020年に東京からUターン。生成AIを利活用するためのクラウドサービス「Gen2Go」を開発し、北九州発!新商品創出事業の認定を受ける。北九州市ロボット・DX推進センターでDXコーディネータとして中小企業支援に携わるほか、一般社団法人IT経営コンサルティング九州(ITC九州)の理事も務める。近著に「使ってわかった AWSのAI」、「ワトソンで体感する人工知能」。日本全国でセミナー・研修講師としての登壇も多数。